
健康
はしか流行拡大、今年の感染者数が1週間で28%増加 - 483人に
2025-03-31
著者: 愛子
はしかの流行が米国で一段と深刻化している。今年確認された感染者数は1週間で28%増加し、感染者は483人に達した。これは既に昨年の総数を上回るペースだ。
米国疾病対策センター(CDC)は28日、前日までの1週間で新たに105件の症例が確認されたと報告した。感染は19州に広がっていると報告されている。昨年1年間では285件が報告されていた。
はしか感染者数が最も増加している地域は中西部で、28日の発表によると、今年の症例総数は1週間で73件増え、400件に達している。隣接するニューヨーク州では新たに1件が確認され、総数は44件となった。
CDCによると、はしかで今年診断された人の大半はワクチン未接種。はしかウイルスは感染力が非常に強く、免疫のない人が感染した場合、最大9割が感染する。
また、おたふく風邪や風疹の混合ワクチン(MMR)接種が1回の接種で93%の予防効果があると言われている。世界保健機関(WHO)の推奨によると、このワクチンによって約2000年以降、16000万人の命が救われている。
27日、米国への渡航者は事前にワクチン接種状況を確認し、更新するよう告知された。一方、CDCはテキサス州内しニューヨーク州を訪れる人は事前に医師と相談し、接種後3週間は感染の兆候がないか注意するよう促した。