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ヒズボラの停戦支持、戦闘での勢力を示唆:米国務省

2024-10-08

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[ワシントン 8日 ロイター] - 米国務省のミラー報道官は8日、レバノンに拠点を置くヒズボラが停戦に向けた努力を支持していることを確認した。この発言は、同組織が現在の戦闘での勢力を示唆するものであり、停戦に向けた動きが進展していることを強調した。

ヒズボラのナイム・カセム副長官は8日のテレビ演説で、同組織はイスラエルからの「痛烈な打撃」に耐えており、1年にわたる戦闘でもヒズボラの能力はまだ完全ではないと主張した。一方で、ヒズボラの盟友であるレバノン国民党の党首は、戦闘終了への努力を支持しているとコメントした。

ミラー報道官は、「ここ1年、世界は停戦を求めており、ヒズボラは停戦に同意することを拒否した。しかし、今、ヒズボラは勢力に立ち向かう中で攻撃を受けており、彼らは状況を変えることができず停戦を求める必要がある」と述べた。

さらに、「われわれは最終的にこの論争の外交的解決を望んでいる」とし、ミラー報道官は米国がヒズボラと直接対話を行う意向はないと伝えた。

特に注目すべきは、これにより中東の地政学において新たな緊張が生まれ、さらなる対話の必要性が出てきていることである。多くの専門家は、この状況がレバノン国内の政治情勢や地域の安定に影響を与える可能性があるとして警戒している。