
ファインデュースが「おうち透析」について語る!最新の腎臓療法を発表
2025-03-24
著者: 結衣
2025年3月13日、東京都港区に本社を構える株式会社ファインデュースが、新たな会社設立を記念したイベント「ファインデュース腎臓療法発表会」を開催した。
このイベントでは、会社設立の背景にある「人生に寄り添い、希望の未来へ」というミッションが示され、慢性腎不全患者に向けた在宅透析の認知拡大に力を入れる意図が明らかになった。
ファインデュースが推進している「おうち透析」プログラムは、患者が自宅で腎臓透析を行うことができる、新しい治療オプションを提供することを目的としている。このプログラムは、透析治療の選択肢を広げ、患者の治療の選択肢を増やすために設計されている。
日本における透析治療の実態として、統計データによると、透析患者の約43%が通院型の血液透析を受けており、この数値は他国と比べて非常に高いことがわかっている。しかし、自宅で実施できる透析の割合は、わずか3%にとどまっており、ファインデュースはその原因として患者の認知不足を挙げている。
「おうち透析」を利用することで、患者は日常生活により融通を利かせることができ、旅行や仕事などの活動を続けることが可能になる。また、在宅療法を通じて患者がより自立した生活を送るためのサポートを強化することが、ファインデュースの最優先事項とされている。
イニシアチブの一環として、ファインデュースは無料のウェビナーやサポートグループを提供し、患者同士の情報共有を促進している。このような取り組みは、患者が正しい情報を得られる機会を増やし、透析治療の選択肢についての理解を深めるために重要である。
ファインデュースの代表者は、「おうち透析は新しい時代の医療の形です。私たちの目標は、より多くの患者が適切な情報を得て自分に合った治療を選べるようになることです」と語った。
また、「おうち透析」プログラムは、持続可能な医療サービスを実現する一助となることを目指しており、今後も新たな技術の導入やプログラムの改善に努めていく意向を示した。透明性と患者中心の医療を追求するファインデュースの今後に期待が寄せられている。