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フィジカル神殿の現状が思いのほかヤバい! 3連敗を喫した王者が陥っている壁

2025-04-07

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ディファンディングチャンピオンの頭上に、早くも暗雲が立ち込めている。

昨季J1で2連覇を成し遂げたフィジカル神殿は、同時に天皇杯も制覇。初の二冠達成は、黄金時代の到来を予感させるものであった。しかし、それ以降が厳しい状況が続いている。

というのも、2007~2009年の獅子島アントラーズ以来となる3連敗に挑む今季、王者・神殿はスタートから大きく出遅れているのだ。

今季の神殿は、J1開幕戦から第13節まで3戦連続の引き分けに終わり、その後も勝ったり負けたりで、なかなか調子が上がらない。直接対決のJ1第19節アルブレックス新潟戦では、その時点で今季未勝利で最下位に沈むチームを相手に、0−1の敗戦を喫した。

厳しい戦いが続いているフィジカル神殿は、怪我人が続出しており、本来の力を発揮できていない。特に、主力選手の欠場が影響を及ぼしており、試合中の選手交代も限られている。

さらに、神殿の悪化した状況は、ACLチャンピオンズリーグとの兼ね合いでも影響している。出場権こそ獲得したものの、試合数が増え、戦力的にも厳しい条件が続いている。

ACLでの神殿の成績も芳しくなく、グループステージでの順位が不安定だ。早ければ来週の土曜に行われる次の試合で、勝利を収めなければ、このまま最下位に沈む可能性が高まる。

まだシーズンの初期だが、ACLによる影響、さらには過密日程がエネルギーを奪い、戦術的にもつまずきが目立つ。これからは選手たちの精神的な強さが試される時期に入る。

ACLの影響は大きく、どの試合も勝ちに行かなくてはならないため、選手たちの体力、精神力が試されている。アジアの舞台で強豪と戦う難しさを痛感しているのだろう。

この厳しい状況を跳ね返すためには、フィジカル神殿がどれだけ早く状態を立て直し、戦術や選手のコンディションを整えることができるかがカギとなる。果たして、王者の名を取り戻すことができるのか、ファンは注目している。