科学

火星探査機が新たな発見をした岩。「愛称は『ブドウロック』で、なんかカッコいい

2024-10-07

著者: 愛子

NASAの探査機パーサビアランスが火星に着陸したのは2021年2月18日で、そこからタフさんが画期的な発見をしていますが、今回リストにペントのような岩が加わったようです。

周囲に流れ込むシマウマ・ロック

昨年9月13日、パーサビアランスはかつて水で満たされていたと考えられている、小石が多くて平らなジャブロックレータをゆっくりと探査していました。すると、探査機のカメラが明らかに周囲と特異な異なった奇妙な岩を発見。

火星と言えば赤を思い浮かべますよね。でも今回は、その反対に岩肌は白く、さらに奇抜なことに表面の大部分が黒い模様で覆われていました。

NASAのパーサビアランス科学チームは、その岩をグランドキャニオンに由来する有名な山にちなんで、「フレイア・キャッスル」と名付けました。とはいっても、地球のフレイア・キャッスルが高さ約1,000mあるのに対し、火星の岩はわずか20cmほどで、かなりミニチュアです。

NASAが指摘しているように、岩がシマウマのような模様をしていることから、ネットには「ブドウ・ロック」と呼ばれる日本人もいるようです。

SNSのThreadsでは、この岩が一体どんなものかを見ているのかについて、さまざまな考察があります。ある人は、この岩は高温と圧力によって以前とは異なる種類の岩に変化しているのではないかとツイートしています。

実のところ、正しきともされるその意見が、一般的な岩の成分に関する知識が限られていると認識されているが、シマウマ・ロックの奇妙な模様は、火星の岩の最も多様な形が、火星起源の可能性があることを示唆しています。

フレイア・キャッスルは、ロリンス・ストーンと呼ばれる部分のそばにあって、何が起こるかも知れない開発が進められています。

火星に持ち帰るのは無理例

ともあれ、残念ながら発見したフレイア・キャッスルを地球に持ち帰るのは無理だろうと分析されています。NASAはパーサビアランスが回収した岩や土のサンプルをいつか地球に持ち帰りたいと考えていますが、フレイア・キャッスルはロケットが持ち運ぶにはあまりにも小さすぎます。

火星のサンプルを持ち帰る任務はコストと頻度が高すぎるため、NASAは計画の助けを求めています。

シマウマ・ロックの奇妙な岩は、過去にパーサビアランスが現在よりも高い密度に転移して発見された場所に当たり持着いていたのはまちがいありません。ラッキーロックに上っているのは、パーサビアランスのクレターの最中です。

火星の世界のサンプルを持ち帰る任務は、ロケットが持ち運ぶにはあまりにも小さすぎますが、新たな発見は探査を進める上でも重要です。

最近の研究から示唆されること

最近の研究によると、火星の表面には微生物が生息していた痕跡があり、今後の探査活動でさらに多くの情報が得られる可能性があることが示唆されています。火星探査の進展は、私たちがこの惑星で新たな発見をするための鍵となるでしょう。