（10月25日、プライム、コーポレート7013）IHIが急落し、一時前日比587円（7.06%）安の7726円を付けた。宇宙航空研究開発機構（JAXA）が26日に実施した、開発中の小型固体燃料ロケット「イプシロンS」の開発試験で火災が発生した。

この試験は、イプシロンロケットの新型モデルの実用性を評価する重要な機会であったが、事故により試験は中断された。IHIのエアロスペース部門が「イプシロンS」の開発に関与しており、今回の火災は同社にとって痛手となる可能性が高い。

火災の原因については、調査が進められており、関係者は「技術的な問題が発生した可能性がある」とコメントしている。23時59分までの情報によると、火災は試験開始から数分後に発生し、関係者は直ちに消火活動を開始したが、試験を続行することはできなかった。

この事件は、IHIの株価に影響を与えるだけでなく、日本の宇宙開発全体にも影響を及ぼす恐れがある。JAXAは「イプシロンS」の開発の重要性を強調し、問題解決に向けた取り組みを続けると述べている。今後の進展に注目が集まる。さらなる調査結果が公表されるまで、業界関係者は慎重な姿勢を保っている。