テクノロジー
インターネットアーカイブ、ダウン中も「データは破壊されていない」
2024-10-10
著者: 蒼太
Webサイトのアーカイブ機能を持つ非営利団体インターネットアーカイブが、複数回のDDoS攻撃を受けており、日本時間の10月8日からアクセスできない状況が続いています。10日には完全にダウンしているとの報告があります。
同団体の創設者であるジュエル氏は11日に、「インターネットアーカイブのデータは破壊されていない。現在、システムをアップグレードするためにサービスを停止している。できる限り迅速かつ安全にサービスを復旧できるよう取り組んでいる。ご迷惑をおかけして申し訳ありません」とX(旧Twitter)で投稿しました。
1996年に設立されたインターネットアーカイブは、1500億を超えるWebページ、70424本の映画、50万以上のオーディオコンテンツ、18万以上のテキストなどの歴史的Webコレクション「Wayback Machine」があり、失われたWebページなどを無料で検索、閲覧することができます。
Webページは世界中の協力者が追加しており、Wayback Machineは日々成長しています。また、インターネットアーカイブはDDoS攻撃とは別に、認証データベースを流出させていると報じられています。BleepingComputerは、DDoS攻撃とデータ流出には「関連があるとは考えられない」と記しています。
インターネットアーカイブは、ユーザーによる保存の重要性を訴えています。デジタルコンテンツの保存が未来の世代にとっても重要であることを忘れないでください。