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イオンの2023年8月期純利益は76.5%減、人物費増加など影響

2024-10-09

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【東京 9日 リポート】 - イオン(8267.T)が9日に発表した2022年度の中間連結決算では、純利益が前年度比76.5%減少したことが明らかになりました。この背景には、人物費の増加などさまざまな要因が影響しています。

業務利益は前年同期比で16.5%増加し、14兆9193億円に達しましたが、営業利益は同16.5%増の1兆7100億円と、過去最高を記録しました。しかし、フルコンソール事業の成長がこの結果を支えた一方で、人物費や原材料費の高騰が重くのしかかっています。

2022年度の業務予想は、前年度比で4.17%増の1兆4000億円を見込んでいます。にもかかわらず、イオンは、上期の利益が期待を下回る結果となり、下期の回復を目指す方針です。特に今後の消費動向に注目が集まります。