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イプシロンⅢ爆発事故、JAXAが調査チーム…「再度の発生を厳しく防ぐ」 : 読売新聞

2024-11-27

著者: 健二

宇宙航空研究開発機構(JAXA)は17日、新型固体燃料ロケット「イプシロンⅢ」の第12段エンジンが12月の燃焼試験中に爆発事故を起こしたことを受け、その原因を究明するための調査チームを設置したと発表しました。このチームは、日本各地で過去に似たような事故が発生している経緯をもとに、原因を明らかにするための徹底した調査を行います。

昨年7月にも秋田県にあるJAXAの実験場で爆発事故が発生しており、JAXAはその原因を特定し、対策を講じることに成功しています。その後も、今月12日の試験中に再び事故が起きてしまったことで、機構は一層の注意と調整を求めています。

調査チームのリーダーである岩田裕史氏は、「再度の事象発生を厳しく防ぎ、より安全なロケット開発に努める」と述べており、今後は調査結果に基づいたしっかりとした対策とともに、ロケット技術の向上につながる施策を推進する必要があると強調しています。

さらに、JAXAはこの事故を受け、他の国家宇宙機関とも情報を共有し、国際的な技術支援を求める方針を示しました。新しい安全基準の策定や、国内外の専門家による共同試験の実施も検討しているとのことです。

このニュースは、宇宙計画に対する国民の信頼を揺るがしかねない重要な課題であり、今後の進展に注目が集まります。