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イラン「革命防衛隊」の司令官が消息不明…イスラエル軍がピルート空爆時、現地にいたという: 読売新聞

2024-10-07

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ロイター通信は6日、イランの精鋭軍事組織「革命防衛隊」の対外工作部門コース部隊のエスマイール・カーニー司令官が消息不明になっていると報じた。イスラエル軍が4日、レバノンのイスラエル国境近くで発生した空爆によって、現地にいたと報告されている。この攻撃はイランの影響力を抑止しようとするイスラエルの戦闘行動の一環とされている。

イランの反政府系メディアは、家族も連絡が取れないと伝えている。また、5日に一部で流れた死亡情報については、革命防衛隊によって否定されている。彼の消息がいかなる形で今後影響を及ぼすかは不明で、地域の緊張をさらに引き締める可能性がある。

さらに、カーニー司令官は2010年、当時のコース部隊司令官がイラン軍によって殺害された後、指揮権を継承している。彼の失踪は、イランの軍事戦略にも大きな影響を与える可能性があり、国際情勢における不安定要因となるかもしれない。国際社会はこれに注視し続ける必要がある 。

最近の中東情勢は緊張を増し続けており、特にイランとイスラエルの関係は悪化の一途を辿っている。イランは自国の安全保障を重視しており、革命防衛隊の活動はその大きな指標である。今後の展開に注目が集まる。