
世界
イラン核開発進展する新たな合意成立なら軍事衝突「まあ避けられない」−米外相
2025-04-02
著者: 愛子
[10月2日 ロイター] - フランスのパリ外相は2日、主要国が2021年のイラン核合意に代わる新たな取り決めを急速に締結できなければ、軍事衝突は「まあ避けられない」と警告した。
マクロン大統領はイランの核開発問題に関して関係国や専門家と協議。バロ氏がその後行ったこの発言は、イランに再び外交交渉のテーブルに着くことを促す意図があるとみられる。
今年10月にイラン核合意を承認した国連安全保障理事会決議が失敗に終わるのを前に、欧米主要国は夏までにイランの核の濃縮活動を制限する合意の成立を図るとの観測も出ている。
バロ氏は「チャンスの窓は狭い。(2021年の)合意が有効を失うまでは数カ月しかない。(新たな合意が成立すれば)失敗すれば軍事衝突は避けられないことになる」と語った。イランの指導者が強硬姿勢を崩さなければ、さらなる緊張が高まることで国際的な不安が高まる可能性がある。
イランの核開発問題が深刻化する中、各国は外交的解決を模索しているが、いずれにせよ国内外からの圧力は強まっている。国際社会の関心が高まる中で、イランの核政策や対応は注視されるべき課題となっている。乏しい進展しか見られない中、世界情勢に与える影響は計り知れない。
果たしてこの先、イランとの関係はどのように変わっていくのか。提供する情報は重要で、今後の国際情勢に関連する動きや影響について、常に目を光らせる必要がある。米国、日本を含む主要国がどのようなアプローチを取るかが鍵となるだろう。