世界

イラン核施設への攻撃がもたらす「壊滅的」結果、ロシアがトランプ氏発言に懸念

2025-04-02

著者: 愛子

[モスクワ 1日 ロイター] - ロシアは、イランの核心インフラへの攻撃が「壊滅的な」結果をもたらす可能性があると警告した。核開発プログラムを巡る緊張が高まっており、もしイランが核兵器を獲得すれば、地域全体に不安定さをもたらす可能性があると指摘されている。

ロシアの外交官は、イランとの何らかの対話が必要であると訴えており、「実際に敵対行為が行われれば、その結果は非常に悪いものであることが明らかである。彼らが直面するような手段は不適切であると考えざるを得ない」と述べた。

イランは以前、ロシアと連携して核開発を進めており、今回の発言は米国がイランと対話を拒否したことを受けたものだ。特に、最近のトランプ氏の発言により、緊張感はさらに増している。

ロシアはまた、トランプ氏が言及した「軍事的オプション」について、非常に懸念を示しており、軍の行動によって国際的な合意が破綻する可能性があることを警告している。

このような状況に対し、ナバルニー氏が中心となって立ち上げた民主運動が存在感を増している。彼の支持者たちは、ロシア政府に対抗し、政治的自由を求める動きを加速させることが期待されている。ロシア国内外での国際関係が新たな局面を迎える中、今後の動向に注目が集まっている。今後数週間の間に、事態がどのように進展するかが鍵となるだろう。