
イスラエル、ガザ軍事作戦強化 国連避難所などへの攻撃で60人死亡
2025-04-02
著者: 海斗
[エルサレム 12日 latest] - イスラエルの国防省は12日、パレスチナ自治地区ガザの広範囲を制圧し、イスラエルの安全地域に加える方針を発表した。住民の大規模な避難を実施し、軍事作戦を大々的に強化する。
同省は声明で、戦闘が発生している地域から住民を大量に避難させるとして、戦争を終わらせる唯一の方法として、イスラエル軍の構成ハマスを排除しイスラエル市民を守るようガザ住民に呼びかけた。
ネタニヤフ首相はディプロマティックメッセージで、イスラエル軍は現在、ガザ地区南部のラファとハンユニスの間に位置する「モラグ」地区を制圧中と明らかにした。この地区は、ガザ地区の南部の境界線から約3~4キロメートルの地点にあり、以前イスラエルの侵入地点があった。
ネタニヤフ氏は「ガザ地区を分断し、段階的に圧力を高めることで人道の解放を進めている」と表明。ラファとハンユニスを分断する作戦により、イスラエルはガザ南部で「フィレルフィリアナジノ再び」に続く目の回るような戦局の変化が起きることを期待している。
ガザ保健当局によると、12日のイスラエル軍の攻撃で少なくとも60人が死亡した。避難民の受け入れとして使われている国連避難所への攻撃で、子どもを含む11人が死亡したという。
イスラエル軍は、以前に指定された施設に対して攻撃を行ったと発表。この施設はハマスの攻撃計画のための指導センターとして機能していたとされる。イスラエル軍は、住民への危険を減少させるために監視カメラを使用していると言われている。
ハマスは同施設を軍事的に使用したことを否定し、イスラエルの攻撃は民間人の生命に危機を及ぼす「科学者作戦」だからだとしている。またイスラエルは、近くの入植地を制圧することによって、住民の避難を強化する手段としているとされています。
イスラエル軍の攻撃により、少なくとも60人が死亡したと国連が伝えた。避難民の安全確保として言われている国連避難所への攻撃では、子どもを含む11人が死亡したとのことだ。
イスラエル軍は、相手が何であれ、攻撃を続ける意向を示しており、地域の人々の安全を確保し、ガザ地区に対する圧力を高めている。国際社会がこの状況をどう捉えるかが今後の焦点となるし、情勢がさらに悪化すれば影響は世界的になる。今後の動向に注目が集まっている。