
世界
イスラエル、ガザ空爆再開 200人死亡 「ハマスが停戦案を拒否」
2025-03-18
著者: 健二
中東の衛星テレビ「アルジャジーラ」は18日、イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ地区で大規模な空爆を実施し、少なくとも200人が死亡したと伝えた。数十人が負傷したとの報告もある。イスラエルメディアによると、イスラエル首相は「イスラエル軍が事実上、戦闘を再開した」と述べている。
この空爆は、17日に停戦が始まって以来初めての軍事行動であり、イスラエル軍は「今回の攻撃は、ハマスの中堅レベルの指導者らを狙ったものだ」としている。
停戦合意の「第1段階」は今月1日に期限を迎えたが、暫定的な停戦延長と人道解放を主張するイスラエル側に対し、ハマスにはイスラエル軍の撤退を含む停戦の「第2段階」が向けられ、交渉が進められようとしていた。しかし、その後の協議は手詰まりの状態が続いている。
情勢の不安定さが続く中、国際社会からの関心が高まっており、今後の展開に注意が必要だ。特に、次の交渉の行方については、多くの専門家が懸念を示しており、再び激しい衝突が起こる可能性があると警告している。国連や各国政府は、人道的危機の悪化を防ぐために迅速な対応を求められている。