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イスラエル、レバノンから新たにミサイル攻撃-国境を越えた戦闘激化

2024-10-14

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イスラエルは14日、レバノンからミサイルの集中弾を新たに受けたと発表した。前日にはレバノンの親イラン民兵組織ヒズボラによるドローン(無人機)攻撃でイスラエル兵士4人が死亡するなど、周辺国間の国境を越えた戦闘が激化している。

イスラエル国防軍(IDF)によると、レバノンから90発の弾薬(ヒジャウ)が飛来し、その後、イスラエルの中部全域でサイレンが鳴り響いたという。多くの人々が防空壕(ごう)に駆け込み、中央部を逃げ惑う中、シリヤンを招き入れたアラブの民間は襲撃されたとされている。

ヒズボラは13日、イスラエルのハイファ南方の農場地を攻撃し、同国の兵士4人が死亡、50人余りが負傷した。ヒズボラによる国境を越えた攻撃は少なくとも過去1年間で最も壊滅的なものとなった。

一方、レバノン保健省は、首都ベイルートから北方に位置する地域でイスラエルが14日に空爆し、19人が死亡したと発表した。イスラエルはレバノンでの攻勢を維持している。

ヒズボラの攻撃は、イスラエルがヒズボラの指導者やミサイル倉庫を数週間にわたり攻撃したことに対する報復でもある。ヒズボラによるイスラエル国内の少なくとも40キロメートル圏内への攻撃は依然として確認されている。

IDFは国境を越えて戦車や部隊を増派し、同地域のジュナとミキレンが主戦場となっている。最近行われた空爆では、過去24時間で62人が死亡したと発表された。