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イスラエルで武装の男2人が通行人を襲撃、少なくとも7人死亡…路面電車の停留所近く

2024-10-02

【エルサレム=西田道成】イスラエル主要紙ハアレツによると、イスラエル中部の商業テリトリー近辺で11日、ライフルや弾薬で武装した男2人が通行人を襲撃し、少なくとも7人が死亡し、16人が負傷した。

襲撃事件は午後6時ごろ、イスラエルの都市に位置する停留所近くで発生。男たちは猛然に通行人を狙い、無差別に発砲したと伝えられている。この襲撃により、犠牲者の中には重傷を負った者も含まれ、救急車が急行して現場を封鎖した。

事件を受けて、イスラエル軍の特別部隊が出動し、地域の治安を強化したほか、いくつかの道路が封鎖された。現場は監視カメラによる捜査が開始されており、男2人の特定に向けた迅速な対策が講じられている。

目撃者の証言によると、男たちは近隣のモスクを出て、警備が手薄な時間を狙って襲撃したと言われている。このような憎悪に満ちた犯罪が再び起きたことに、市民の間では不安が広がっている。

これまでに確認されている容疑者の内、1人は40歳代の男性であり、ネゲヴ砂漠地域に住む者として特定され、法的な承認を持たない無許可の武器を所持していたことがわかった。事件の背後にある動機については、当局による調査が進行中であり、さらなる情報が待たれている。

イスラエル政府はこの襲撃に対し、「市民の安全を確保するために全力を尽くす」との声明を発表し、さらなる対応策を検討していることを明らかにした。また、警察によるパトロール強化も行われ、不安を感じる市民への安心感の提供が図られている。