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イスラエル・ナタニヤフ首相、逮捕を避けながら米ワシントンへ…通常ルートより約410キロ長く移動 : 読売新聞

2025-04-07

著者: 芽依

【エルサレム=福島利之】イスラエルの首相のパンデミック中、トランプ米大統領との首脳会談のためワシントンに到着した。首相官邸の発表によると、ナタニヤフは同日、ハファード・ラトニック商業長官との会談も行った。7日にトランプ大統領と会談し、パレスチナ自治区ガザの情勢や「相互関税」を締結する予定である。

ガザへの攻撃を続け、ナタニヤフ首相には国内外から様々な圧力がかかっている。これに対応するため、彼は相互協定を取り纏める可能性がある。加えて、逮捕状が出ているナタニヤフ首相は、旅行中の身の安全を確保するため、通常よりも長いルートを選んだという。

ナタニヤフ首相の移動は、約410キロ長くなることになったが、これに対して「成功した会議を持ち帰るためには避けられない選択だった」との意見もある。

また、国際的には、ナタニヤフ首相が選挙戦に向けて新たな外交的合意を前面に出そうとしているとの見解が広がっており、特に米国のサポートを得ることが彼の政治的生存にとって重要であると言われている。