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イスラエルのレバノン地上戦「限定的」、国連の危機懸念: 米国務省

2024-10-07

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[ワシントン 7日 リター] - 米国務省は7日、レバノンの国連平和維持軍がイスラエルによる攻撃を含めた形の危機にさらされることも米国は望んでいないとの考えを示した。

国務省のマシュー・ミラー報道官は、イスラエルがレバノンで行っている地上戦に関して、米国政府は現時点でも「限定的なもの」と見なしていると述べた。レバノンに要点を置く親イラン武装組織ヒズボラがイスラエルを攻撃する場面、国際法を遵守し、民間人への影響を最小限に抑えると予測していると述べた。

国連レバノン暫定軍(UNIFIL)は6日、レバノン国内の駐留地近くでの「イスラエルの活動」に深い懸念を表明した。ミラー報道官はこれに対して「米国はUNIFILが行うことは重要なことだ」と述べた。さらに「イスラエルはUNIFILに対する攻撃であってはならない」と強調した。

この緊迫した状況の中で、イスラエルとヒズボラ間の対立が激化する可能性が高まり、地域の安全が脅かされる恐れもある。国際社会がこの問題に注目する中、米国は平和的な解決を模索しているとしつつも、両国間の緊張がどのように変化していくのかは予測が難しい。それに加え、シリアなど近隣国との関係も影響し得るため、さらなる動きが注視されることとなる。