
肌の悩みを抱える高齢者が増加中!皮膚の健康を守るために必要なこととは?
2025-03-31
著者: 陽斗
第113回信毎健康フォーラム(信濃毎日新聞社編集)が11月15日、長野市の信毎メディアガーデンで開かれた。
肌の病気は、かゆい、痛い、赤くなったりしがちで、高齢者にとっても深刻な問題となっている。過疎高齢社会を背景に、増えていく多様な問題に市民が具体的な解説を求め、理解を深めることが求められている。
信州大学皮膚科学教室の教授(医学部長)は、皮膚の病気とスキンケア、木曽くらぶ同窓会の群れ状態病(もうしょん)を絡めた解説報告と、パンネル討論の内容を報告する。
肌の悩みは加齢に伴う典型的な症状で、特に乾燥肌が多く見受けられる。特徴は三つで、まずはかゆみ、最後かゆくなったりすること。また、かゆくない場面では別の病気の可能性も考慮される。2つ目は、患部の境界が不明で、湿気感の複雑さ。最後に、肌の変色が伴うことがあり、肌の状態によって症状の進行が異なることがある。
乾燥肌には様々な種類があり、最も代表的なのは「接触性皮膚炎」である。これは外的要因によって引き起こされることが多く、特に冬場は湿度が低下するため、肌のケアが重要だ。生活環境の変化、特に冬の寒さに伴い、乾燥が進行することも低下の一因となっている。
しっかり保湿することで湿度を保つ効果があり、非常に重要なことである。しかし、高齢者の場合、皮膚が薄く、バリア機能の低下が進んでいるため、医院での相談も大切だ。
生活習慣の見直しや予防が皮膚病のリスクを減少させ、若いころからの意識が必要だ。特に加齢と共に皮膚の弾力が落ち、しわの増加がみられることが多い。そのため、日々のケアがあらゆる年齢においてカギとなる。
例年、冬場には風邪が流行するが、肌を健全に保つことで外的要因への抵抗力も高めることにつながる。寒い時期に体温を維持するための工夫も重要だ。
最後に、肌の悩みを抱える方々は特に相談を重ねていくことが望まれ、社会全体で高齢者が安心して生活できる環境の整備が求められている。このフォーラムでは、実際の皮膚症状に関して、参加者が医師に直接質問できる時間が設けられるなど、意義深い機会である。