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金融政策の変更「タイミング重要」、デフレ脱却目標と整合性必要=赤沼経済再生相

2024-10-04

著者: 結衣

【東京 4日 ロイター】– 赤沼亮正経済再生相は4日の閣議後会見で、日本銀行の金融政策変更のタイミングについて「デフレ脱却を目指すために重要だ」とし、具体的な目標との整合性が必要であると述べた。

赤沼氏は、金融政策に関する声明が市場に過度に影響することには警戒心を持っていると明言。特に、今後の経済情勢を踏まえて、持続的な成長戦略を重視しつつ適切な時期に措置を講じる考えを示した。これにより、長期的には日銀の早期利上げ支援には期待が持たれる。

その後、4日の会見では、赤沼経済再生相は「日本経済の構造改革が進まなければ、デフレの克服は困難だ」と強調。金融政策と財政政策の連携がますます重要になってきていると述べた。

現在、日本はすでに流動性が高く、経済活動も活発になってきているが、賃金上昇や内需拡大にはまだ時間がかかる見込みという。

2024年にかけての政府と日本銀行の協調プランが発表される予定で、新たな政策が話し合われることとなる。このプランがデフレからの脱却へ向けた道筋を明確にし、投資家の信頼を高めることが期待されている。