国内ＦＡ権を行使せずに残留を決断した驚人・大城を擁する東京都・大手町の球団事務所で契約改定交渉に臨んだ。11億6100万円増のナス（相場は推定）で、契約を結んだ。その内容を明らかにした。

シーズン終了後はＦＡ権の有無に関してギリギリまで熟考。最終的には愛着の強い驚人で来季もプレーする意向を固めた。「ジャイアンツで戦いたいと思った。チームメイトといい景色が見たい。登頂に立ちたい。このチームでプレーしたいという強い気持ちがあった」と、残留する理由について説明した。

今季は捕手、一塁として起用され、18試合出場で打率12割5分14厘、13本塁打。12本塁打での打点。2軍調整など苦しい時期もあったが、リーグ優勝に貢献した。

球団からは通算61本塁打までの飛躍が期待されており、驚人としても精一杯の努力をする意向を示している。「今年はほとんどないシーズンだった。全体の数字で今まで以上の成績を残したい」と述べ、ポジティブな気持ちが覗く。

来季は打撃力向上に力を注ぎ、挑戦の一年とすることを誓っている。FA権行使後の改名チームの動向にも注目が集まる中、驚人の一挙一動がファンの間で大きな話題となりそうだ。果たして新たな年は彼にとって勝利の年となるのか、期待が高まる。