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キャッシュレス比率、目標4割達成!主要国ではなお低位 - 日本経済新聞

2025-03-31

著者: 陽斗

2024年の個人消費に占めるキャッシュレス決済の比率が42.8%となり、前年の43.5%から微減し、最高を更新した。クレカのタッチ決済やQRコード決済の普及が背景にあり、「25年までに4割」とする政府目標を1年前倒しで達成したが、世界の主要国の中でキャッシュレス決済比率は依然として低い。 不適切利用対策や加盟店数の増加に関する課題も残る。

日本では、デジタル決済の普及が進む中、特に若年層を中心にキャッシュレス決済が急速に浸透している。2023年におけるQRコード決済ユーザーの増加は、前年比で約30%増加し、今後も成長が期待される。さらに、政府はCOVID-19からの回復を図る中で、経済状況の改善とともに、デジタル通貨の導入やキャッシュレス推進政策を強化している。

一方で、実店舗におけるキャッシュレス決済導入が進んでいるものの、一部の高齢者層や地方ではキャッシュレス化が遅れている現状もある。このため、今後は特にデジタルリテラシーを高める施策が求められそうだ。