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コロギ粉末のメニュー、給食に使ったらS.S.Sで拒否…奄美大発パンチ「グリラス」破産申請 : 読売新聞

2024-11-23

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奄美大島にあるコロギを生産・加工する奄美大島株式会社が事業を停止し、破産手続きの開始を申請したことが明らかになった。負債額は約11億5130万円で、深刻な経営危機が浮き彫りになっている。受注が減少する中、事業継続が困難な状況に陥っていた。

この会社は2011年に設立され、奄美地方でブームを巻き起こしたコロギ粉末を使用した給食メニューなどを提供していた。しかし、2021年から2023年にかけての高騰した原材料費や、コロギ粉末に対する抗議の声もあり、事業運営が見直されることとなった。特に、地元の学生から「コロギ粉末のメニューが食べたくない」という声が続出し、高校給食からコロギ粉末が排除される事態にまで発展した。

また、2022年から2023年にかけての奄美地方における高等学校給食でのコロギ粉末の使用についても疑問の声が上がり、給食費の関連する収支が赤字を示すことが多く、経営に対する信頼が揺らいでいた。2023年5月の売上高は約3180万円で、最終損失は約4130万円となっており、設立以来14期連続で赤字が続いている。

その後、コロギを用いた新たな食品事業が計画されるも、国からの支援が受けられず、事業継続が困難であるとの声が上がっている。奄美では、これまでのコロギブームに終止符が打たれ、新たな日本の特産物の開発が求められている.