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クレカの不正利用対策で物議、なぜ対策が遅れているのか「イオンカード」発行元に聞いた

2024-10-09

著者: 芽依

イオンフィナンシャルサービスが手掛けるクレジットカード「イオンカード」へのユーザー対応が物議を醸しています。「不正利用が6月に発覚した後も、対策が疎かになっている」という投稿がX(旧Twitter)で注目されています。

その中で、不正利用の返金の審査が数カ月かかることや、不正利用額を一度支払ったユーザーからの返金請求が10月に寄せられたとの声が集まっています。

具体的には、8月8日にお知らせを発表。「詐欺被害にあわれたお客様への対応にお時間がかかっていますことについてお詫び申し上げます」と述べ、不正利用に関する書類が10月に届くと言及。その中で「被害件数や返金処理などに時間を要し、大変多くのご心配とご迷惑をおかけしております」と、状況の厳しさを認めた形です。

さらに、なぜ不正利用への対策が遅れているのか、イオンフィナンシャルサービスの担当者は「これまでの対応が適切ではなかった可能性が高い」とし、「不正利用の件数が増加している背景には、他社が提供する非接触決済を利用した多くのケースが影響しています」と明かしました。

特に、最近の不正利用の増加は高額な結果を招くことが多く、クレジットカード利用者への影響は深刻です。クレジットカードの悪用が社会問題化する中、ユーザーの不安は増すばかりです。

ユーザーが求めるのは迅速かつ安心な対応です。カード会社には、不正利用の防止策を徹底し、信頼を回復するための対応が求められています。今後の対応策に対する注目が集まっており、同社も積極的に情報提供を進める必要があると強く感じられます。

この問題は、ただのクレジットカード利用の範疇を超え、金融業界全体の信頼性に関わる重大な事態です。今後の展開に目が離せません。