楽天モバイルは、通信品質の向上を目指して、共用基地局における衛星通信との連携強化に取り組んでいる。関東地方における既存の5G基地局の電波送信出力を上げることにより、5G（Sub6）エリアを拡大していく。

さらに、5G（Sub6）基地局のソフトウェアアップデートを実施し、5G基地局の可搬性増強や5Gエリアの拡大に向けた施策の効果も相まって、5G接続に伴うセル当たりのトラフィック向上をもたらしている。

楽天モバイルは、2020年9月の5Gサービス提供開始以来、2024年7月末時点で全国47都道府県に合計17,494拠点の5G基地局を展開しており、5Gネットワークの8割以上でMassive MIMO技術を採用している。全国でのOpen RANベースの完全仮想化クラウドネットワーク構築のため、仮想化プラットフォーム上での支部基地局のソフトウェアアップデートをアップグレードすることで、Massive MIMOにおける多重搬送機能の強化を迅速に実現している。

今後、2025年1月より九州や沖縄などでも、同様の施策により順次5G基地局の可搬性増強と5Gエリアの拡大を実施する予定だ。

楽天モバイルは、より多くの顧客が早い時間に高い通信サービスを享受できるよう、引き続き取り組んでいく。