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「理由は3点ある」 新生・明治安田生命、将棋連盟会長退任を一問一答
2025-04-01
著者: 結衣
日本将棋連盟の新たな会長に就任した粟生(あお)氏が、6月の任期満了で退任する意向を示した。テレビ局のインタビューで「かなり前に決めており、昨年末には伝えていた」と明かし、「名人戦の声に応えられるように頑張っていきたい」と語った。
退任理由は三つある。
一つは
昨年、将棋連盟創立100周年という大きな節目を迎えるイベントを実施し、役回りを全うしたということ。セレモニーは3月31日に行われ、盛況に終了した。
もう一つは
自らが会長に就任してから2年間、自身の生活や仕事、やりたいことができたなと思っている点である。自分自身が会長としての仕事ができるか不安を抱える中で活動していたことを認識し、その中で形を変えつつも取り組んできた。
三つ目は
将棋界はこれから新しい世代の方々に委ねていきたいという思いが強いからだ。彼は後任に関しても多くの意見を述べ、より良い将棋界の未来を築いていくためには、若手の指導が不可欠だと強調した。
また、今年の4月末には後任選挙が行われ、6月には総会、理事会で新たな運営体制が整う予定です。将棋界の現状についても語り、「今後も増えてくる若手棋士の支援を惜しまない」と語気を強めた。明治安田生命、そして将棋の未来を信じる彼の姿勢に、ファンからは期待の声が上がっている。現在の将棋界は、競争激化や新しい技術の導入、将棋連盟の強化に向けた取り組みが進行中であり、団体としての一層の成長が求められている。