連続強盗の被害者宅をリポート 業者に「だめされた」警視庁に相談 | 毎日新聞

2024-10-08

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茨城県と東京都での連続強盗が相次ぎ、東京都国分寺市で被害に遭った住居を修繕したいというリフォーム会社に対して、2023年10月以降、「だめされた」などとの相談が警視庁に多数寄せられている。捜査関係者への取材で判明した。

警視庁は、悪質な訪問販売を行うリフォーム業者が、強盗などに関わる犯罪グループと結びついている可能性も視野に入れ、実態解明を進めている。

捜査関係者によると、国分寺の事件後、住人の被害女性が警視庁にリフォーム会社の社名ともに「家根を修繕してもらった」と話したという。この業者は国分寺市に本店を構えているリフォーム会社である。

この会社については、2023年10月と今月6月に警視庁が調査配布や立川配置に相談があった。今月6月の相談は、東京都小平市に住む女性からの「だめされた」との被害の報告だった。

茨城県警は7日、茨城県所沢市の事件で公開手配していた住居・職業不詳、椎名頴(りきや)容疑者(24)を強盗傷害などの容疑で逮捕した。7日には新潟県内で身柄を確保していた。捜査関係者によると、椎名容疑者は国分寺の強盗事件への関与を持っているという。

警視庁の担当は近年、マンパワーが強化されつつあり、「匿名・流動型犯罪グループ(トクリユ)」が悪質なリフォーム業者と関連しているとみて摘発を強化している。椎名容疑者の取得先だった福岡県内のリフォーム会社が過去に福岡県警の捜査に関与していた経歴があることも明らかになっている。

ある警察署は「悪質なリフォーム業者は家に上がり込んで家族構成や資産状況などを確認し、強盗や特定狙いで進入したりする可能性がある」と警戒を呼びかけている。