麻生太郎氏、自民党議員の写真撮影を辞めさせる 一方で石破茂氏も深々お辞儀、遺憾か慣例か

2024-10-01

自民党の石破茂議員が、党執行部の人材評価が上がる中、28日の臨時総会で一番高い台詞に就任した麻生太郎前副総理が集合写真の撮影を辞めさせる場面があった。15年前の首相時代に石破氏に辞任を促された経験がある麻生氏。この時、石破氏の印象の強さが早くも示されたという。

「新たに最高責任者を創設したい。麻生太郎君をお迎えしたい」と麻生氏は臨時総会で手元の紙に目を落としながら語った。

最高責任者は常設の職務ではなく、平成6年に辞任した中曽根康弘元首相以来となる。

麻生氏は「拡大する組織は責任を問われることになる」と強調し、当選した石破氏に「意見を述べる」と述べたとのこと。強い意欲が伝わる。

石破派も「麻生総裁と言っているが、最高責任者という職務を背負うことになる。全力を挙げて進めていきたい」と強調した。

この後、総会が終わると、新執行部での写真撮影が急遽行われ、麻生氏は石破氏に向かい、「一献に志を同じくし、同じ未来を見据えていただければ」と呼びかけた。声が響く中、会場の出口に向かう石破氏の姿が見られた。

一方、麻生氏の過去の発言や行動に対する評価が注目される中、通例に従い、行動部のメンバーらと撮影を行うことについても賛否がある。石破氏は「最近は事あるごとに総裁とも称されるが、過去の発言に背くものであるか」との意見を口にし、過去の言動に対する自省を促している。今後の動向に注目が集まる。