マイクロソフトが新型クラウドPCを発表!OSは非搭載でセキュリティ万全?
2024-11-24
著者: 裕美
マイクロソフトが、クラウド型のミニPC「Windows 365 Link」を発表しました。この製品の正式な発売は2025年春を予定しています。
Windows 365 Linkは、ミニPC型端末であり、AppleのMac miniと近しい存在です。しかし、最大の特徴はOSが非搭載である点です。これにより、クラウド環境に直接接続されることで、ユーザーはMicrosoftのストリーミング技術を使って、アプリケーションを利用します。また、端末内ではWebexのMicrosoft Teamsを動かすことができるほか、すべてのクラウド処理が行われます。
2021年以降、クラウドPCを進めていたマイクロソフトが、今回のWindows 365 Linkでさらに一般の消費者向けにも利用しやすい形になりました。
主なメリットは、セキュリティ面での強化です。ローカル保存のデータも含めて、保存されるデータはすべてMicrosoft Cloud内で管理され、個人情報や機密情報を高い安全性で守ります。様々なリスク要因からユーザーを守るための仕組みが整備されています。
接続端子としては、4Kモニターを最大2台接続可能で、USB-Cが1つ、USB-Aが3つ、DisplayPortが1つ、HDMIとEthernetが各1つずつ搭載されています。WiFi 6EやBluetooth 5.3に対応しており、高速な通信が可能です。
バイオメトリックIDを活用し、パスワードも使わない新しいセキュリティ手法が実装されています。
この製品は2024年4月に市販される予定で、価格は349ドル(約5万4000円)とされています。この価格設定は、競争力のある価格であるとともに、企業向けのニーズにも応えるものとなります。
さて、クラウドテクノロジーが進化する今、Windows 365 Linkがどのようにビジネスシーンに影響を与えるのか、注目されます。