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マイナ保険証、15・17% 10月の利用率、低迷続く

2024-11-21

著者: 陽斗

厚生労働省は11月、マイナンバーカードに健康保険証の機能を持たせた「マイナ保険証」の10月の利用率が前月比で11・18ポイント増の15・17%であったと明らかにした。利用率の低迷が続く中、現行の健康保険証は12月12日から新規発行が停止される。

社会保障審議会の部会で報告された。別途の情報をひも付けるトラベルなどを受け、利用率は14%台に低下した後、11月から増加に転じるものの、突出した懸念が続いている。

厚労省はマイナ保険証を保有していない人全員に、保険証代わりとなる「資格確認書」を送り、これまで通り通院受診できる体制を確保する方針である。現行保険証も有効期限内であれば2025年12月11日まで利用できる。

さらに、マイナ保険証を利用することで、医療機関でのデータの連携が進む期待も示されている。地域によっては、マイナンバーカードを利用した電子処方箋の導入も進んでおり、患者の利便性向上に寄与することが期待されている。この変化がもたらす影響についても、今後の注目が必要だ。