世界

マクロン氏が「ガス使用の武器禁輸」をイスラエル首相「恥を知れ」と反発

2024-10-06

著者: 健二

フランスのマクロン大統領は5日、パレスチナ自治区ガザでの停戦を促進するため、イスラエルへの兵器輸出を禁止すべきだと訴えました。これに対し、イスラエルのネタニヤフ首相は「そんなことは恥を知れ」と激しく反発しました。

マクロン氏は「現在、最も重要なことは政治的解決への復帰である。ガザの戦闘に使用される武器の供給は止まるべきである」と強調。これに対してネタニヤフ氏は「イスラエルは、周囲に高い脅威を抱えており、適切な防衛装備が不可欠である」と述べ、イスラエルの軍事力強化の必要性を訴えました。

また、6日には電話会談を行い、双方の立場について意見交換をする予定です。マクロン氏は、国際社会に向けて安定した和平の実現を訴え続ける考えを示しました。一方、ネタニヤフ氏は「私たちにとって安全保障は最優先である。突発的な攻撃に備えることが重要である」と語り、防衛の必要性を強調しました。

現在、ガザでは人道的危機が深刻化しており、国際社会は停戦を求める声が高まっています。両国の指導者たちは、今後の状況を見据えながら、対話を続けることで解決策を模索する意向を示しています。しかし、双方の意見の対立が続く中、平和への道のりは依然として険しいものとなっています。