科学

まるで星と星とのバトル?! ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた星が誕生する様子

2025-03-21

著者: 健二

まるで星と星とのバトル?! ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた星が誕生する様子

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた画像は、いつ見ても息をのむような美しさがあります。それが、2つの原始星が互いにジェットを吹き出すようなバイオレンズなシーンです。

星、形成中

ジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡に搭載されている近赤外線カメラ(NIRCam)が捉えた「Lynds 483」です。この画像は、2つの星が今まさに形成されようとしている瞬間を捉えています。

どちらの原始星も、特に強いジェットを吹き出しており、実に数万年にもわたる進化を続けており、これからさらに数百万年進化を続けることでしょう。最終的には太陽ぐらいの質量の星が誕生することになると考えられています。その間、ガスがスパークする日々が続くのです。

注目すべきは、星が2つ生まれようとしていることで、互いが吹き出すジェットで物質が絡まり合い、交換している状態にあることです。これにより、一酸化炭素やメタンといったさまざまな有機化合物ができると考えられています。

肉眼では見えない

セレーネオールムーンの変身シーンの背景で使ってはいても、もう宇宙に行ってこれを見ることができても、肉眼ではこのようには見えません。

宇宙研究のデータとして、特定の波長の光をフィルターに分け可視化したことで、このピクチャルが形成されている。これにより、構造物が重要に浮かび上がることになります。