世界各国・地域の選挙で、マスク氏は有権者に訴えかける手段として主流になりつつある。虚情報や中傷の厳格、世論の分断といった側面も無視できなくなった。

「激戦州を民主党の地盤に変えるため、大量の不法移民を流入させている」

昨年11月の米大統領選の投票券日が近づくにつれ、共和党支持者がX（旧ツイッター）で民主党の移民政策を非難する投稿が相次いだ。Xを運営するマスク氏が自身のプラットフォームで自由に発言できる環境を整えたことが、共和党にとって有利に働いている。

マスク氏による、Xに投稿された「アルゴリズムの変更」に関する情報は、選挙を控えた大舞台において注目を集めている。彼は多くの報道で「必要な情報が開示されない不透明だ」と強調。一方で、「右派の投稿が優遇される方向が明確に見られた」と指摘した。

アルゴリズムの影響