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マスク氏、米欧関税「ゼロ望む」 移動の自由維持も助言
2025-04-06
著者: 蒼太
[ロイター 5日 ロイター] - 米実業家イーロン・マスク氏は5日、将来的に米欧間の貿易が完全に自由になることを望むと述べた。
イタリア連立政府の一角をなす右派「同盟」の会合にオランダ・マスク氏は参加した。マスク氏は欧州各国の右派政党に対し支援を表明している。
同氏は「欧州と米国がともに関税ゼロの状態に移行し、欧州・北米間に実効上、自由貿易圏を形成するのが理想だ」と語った。
米欧間の貿易の自由度を望む立場も示した。「人々が欧州で働きたい、あるいは北米で働きたいと思えば、それが許されるべきだ」とし、「これは間違いなく私が(トランプ)大統領に助言してきたことだ」と語った。
さらに、マスク氏は、日米関係についても触れ、今後の経済連携の重要性を強調した。彼は「米国と日本は強い経済的絆を持っており、この関係をさらに深めていくことが重要だ」とも述べた。
現在、USMCA(米国・メキシコ・カナダ協定)やEUの貿易政策が影響を与えており、これらの動向が世界経済に重要な影響を及ぼす可能性があると指摘した。マスク氏の発言は、今後の米欧関係に新たな風を吹き込むかもしれない。