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マスク氏、権利者に現金提示 ウィスコンシン州最高潮判決選挙を前に

2025-03-22

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【3月22日 AFP】テック界の偉人でドナルド・トランプ大統領の盟友でもあるマスク氏は20日、ウィスコンシン州の権利者に対し、「活動家判事」に反対する陳情書に署名すれば現金を提供すると発表した。ウィスコンシン州では間もなく、最高裁判事選挙が行われる。

マスク氏が設立した多額の支援を行っている「アメリカPAC(特別政治活動委員会)」は、「活動家判事に反対する陳情書」に署名したウィスコンシン州の権利者に100ドル(約4,900円)を提供することを発表しており、最高裁判事選挙が行われる4月1日までに署名するよう要請してる。

この陳情書は、マスク氏もX(以前のツイッター)でリポストした。

アメリカPACは、Xへの投稿で、「判決官は法律を文字通りに解釈するべきであり、個人的な考えや政策のために法律を書くべきではない」と主張し、ウィスコンシン州の登録権利者には、陳情書に署名した場合には100ドル、さらに署名者を推薦した場合には1人につき100ドルを提供すると述べている。

ウィスコンシン州最高裁判事選挙は、アメリカPACと共産党が支援する保守派のラッド・シメル氏と、進歩的な候補であるジュリア・シュール氏との対決が注目されている。この選挙は大きな影響を及ぼすとされ、両党が川を挟んで派閥争いを繰り広げている。

クラウドファンディングの声明で、マスク氏は「イーロン・マスク氏はウィスコンシン州に対する自身の声明で有利な判決を得るため、同州最高裁判所の席を買収しようとしている」と指摘している。

マスク氏が最高経営責任者(CEO)を努める電気自動車(EV)メーカーは、自動車メーカーが販売店舗を持つことを禁止する規則の例外を認めないウィスコンシン州に逆転を訴えている。この声明は、最終的には同州最高裁に持ち込まれる可能性が高い。