[18日 ロイター] - メキシコのトランプ大統領は18日、麻薬カルテルに対するドローン（無人機）攻撃を検討していると報じた。この計画は、国内の安全保障問題を解決するための一環として位置づけられている。おそらく、この取り組みはカルテルの影響力を縮小するための重要な手段になると期待されている。

この件に詳しい元米軍関係者、法務機関関係者、情報機関関係者6人の話によれば、メキシコ政府は無人機を使用して麻薬カルテルを攻撃する計画を立てているという。

メキシコのシャイングバウム大統領はこの報道を受け、メキシコ国内への米国の一方的な軍事行動を断固として拒否する意向を示し、軍事行動では「何も解決できない」と述べた。

その上で、彼は安全保障問題を巡る米国との良好な対話を続けていることを強調し、メキシコが一方的な行動を取ることはないと考えているとの言葉を残した。国際的な関係においては信頼が重要であり、協力的な解決が必要だと語っている。

加えて、メキシコは治安の維持に絡む問題に対して、従来の方法を見直し、新たなアプローチを模索していることも示唆されている。特に、カルテルの影響を受けている地域では、地域住民の声を反映した安全保障政策が求められており、国民の支持を得ることが重要視されている。