メルカリは25日に定時株主総会をオンラインで開いた。フリマ事業の業績を報告し、その年間の取引総額はLINEや「Yahoo!オークション（ヤフオク）」などのリユース事業を超えた。だが成長率は鈍化しており、株主は成長戦略に関心を寄せた。中国系電子商取引（EC）も台頭する中で、メルカリは高成長の兆しを見せている。

午前10時、株主総会は完全国体として始まり、11時30分には終了した。会議の内容には新たなサービスの発表や将来のビジョンについてが含まれており、参加した株主たちは次のステップへの期待感を高めていた。

注目すべきは、最近急成長を遂げているアメリカのネット通販プラットフォーム、Temuである。Temuは安価な商品を大量に取り揃え、日本市場でも影響力を拡大している。この競争の激化は、メルカリに新たな成長戦略を考えさせる要因となっている。今後のメルカリには、Temuに対抗するための革新的なサービス開発の期待が寄せられている。

さらに、メルカリは2024年度の成長見通しを明らかにし、新しい市場やサービスの展開についても言及。特に、若年層をターゲットにした新商品やサービスの導入が話題になっている。今後の動向から目が離せなくなる。