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メルカリが「返品被害」対策を強化へ…「商品回収センター」を新設し、すり替え品や模倣品を確認

2024-11-25

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フリマアプリ大手メルカリは15日、返品と見せかけて別の商材にすり替える不正取引への対策を強化することを発表した。

メルカリでは今月、出品者が購入者からの返品を認めたところ、異なる商材が送られてきて、その結果的に商材をだめにされる問題があった。被害者がこの問題を報告し、メルカリ側のサポートが不十分だと批判されていた。

新たに「商品回収センター」を設け、返品された商材に問題があった場合、本当に出品した商材か、すり替え品や模倣品かを確認する。もし不正を確認できれば、メルカリが出品者に被害補償を行う方針だ。

スマートフォンやブランド品などの高額商品では、出品者と購入者に本物確認手続きの義務付け、問題のあるアカウントを通報する機能の強化も予定されている。この施策によって、不正を探知するAI(人口知能)の導入が進む見込みで、問題のある商品を通報する機能の強化も予測されている。

この新しい対策は不正行為を減少させるだけでなく、出品者の信頼性を高めることにもつながると期待されており、サービスの向上を目指した取り組みである。