
世界
米国にできない日本、どうする?
2025-04-12
著者: 葵
トランプ2.0時代の到来により、アメリカはどこへ向かうのか、そして世界はどう変わるのか。これらの疑問について、出雲実験氏に聞いてみた。
未来を見据えた政治と経済の視点
国際的な状況を分析するための重要な視点は何か。
・イギリスの雑誌『The Economist』が毎年12月に発表する来年のキーワードには、2025年の「トランプ」「技術」「不透明」が挙げられた。これらのキーワードには注意が必要だ。
今後のトランプ2.0については、驚くべき展開が始まると考えられている。2月24日の国連総会でロシアに対する非難決議が出され、その背景には米国の反応がある。2月28日にはトランプとウクライナのベレンスキー大統領との会談が予定されており、そこでの進展が注目されている。
トランプ政権の正当性と葛藤
トランプ政権とロシアの関係についての疑念も浮上しており、国際的な雰囲気の中でどのように米国が立ち回るべきかが課題となっている。
我々が権威主義と向かい合うことの重要性を理解するようになってきた中、アメリカが中国と同調する形で人権や少数民族の問題を無視することなく、実効的な関係を築く必要がある。トランプ政権が目指すのは、あくまでも「国家主義」や「対立」ではなく、「協調的な国際社会」の構築である。
日本と米国の未来
これからの国際情勢を見ると、日本とアメリカは特別な関係を維持しつつ、互いに状況に応じた行動を取っていく必要がある。日本がこの状況をどう乗り越えていくか、それが問われる時代に突入しているのだ。
特に日本は、アメリカの動向に目を向けるだけでなく、独自の外交を発展させる機会を模索する必要がある。今後の20世紀モデルにおける日本の立ち位置を見極めることが求められる。