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ミサイル関連首脳が会談 ウクライナ問題を協議 - 日本経済新聞

2025-03-29

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【ワシントン=共同】トランプ米大統領とフィンランドの首相が29日、ミサイル防衛システムの強化について会談した。フィンランドの首相は自らの交流サイト(SNS)で、「米国とフィンランドのパートナーシップを強化することを楽しみにしている」と投稿した。

トランプ大統領は、フィンランドとの協力を強化するため、「北極や世界における国際的な安全保障をもたらす」と説明した。特に、軍事技術の発展を促進するため、両国は協力していく考えを示した。この動きは、今後の国防戦略に大きな影響を与えるとされ、多くの専門家が注目している。

注意すべきは、米国、カナダ、フィンランドの3カ国は昨年11月、地政学的な重要性が高まる北極での活動を強化するため、ミサイル技術の開発に協力することを定めた覚書に署名したことだ。これによって、フィンランドは米国からの防衛技術の供与を受ける可能性が高い。

また、トランプ大統領はこの会談を通じて、フィンランドとの経済的な連携の深化にも期待を寄せており、特にエネルギーやテクノロジー分野での協力関係を強化する意向が示された。こうした背景には、地政学的な緊張が高まる中での戦略的パートナーシップの強化が求められていることがある。今後の展開が注目される。