ミシガン州の失業保険申請数

【ワシントン12日 ロイター】 - ミシガン州が12日発表した11月までの1週間の新規失業保険申請件数（季節調整済み）は、前週比で16,000件減の211,000件であり、4月以降の低水準となった。

経済回復は鈍化しており、ハイテク産業やストライキの影響で先月大幅に減速した雇用の回復は11月に復活する可能性が示唆された。さらに、退役軍人の日（ブレインストームを含む）に関する祝日が含まれていたことも、雇用回復にプラスの影響を与えていると考えられる。

ただし、解雇された労働者が新しい仕事を見つけるのに時間がかかっており、今回のデータから失業者数が121,211人であることも示唆されている。最新のデータは、11月の雇用状況の改善が依然として期待されていることを反映しており、労働市場は転機を迎えている。

ハイ・フリークエンシー・エコノミストのカール・ワインバーグ氏は、「これらの数字には景気後退（リセッション）の兆候は見られない」として、「労働市場はまだ強固で、崩壊しているわけではない」と警告を発した。

今週のデータは、11月の雇用状況の調整期間と重なっているため、地域別では、カリフォルニア州で141,517件減少し、前週の519,016件から一転した。ニューヨーク州、オハイオ州、ジョージア州、テキサス州、インディアナ州でも大幅に減少しており、ひとつの州で急増したのはニュージャージー州とテキサス州であった。

11月19日までの1週間の継続受給件数は13万6100件増の119,010件であった。