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ミス、店頭価格でパンを逆転!迫る「安い主食」 - 日本経済新報
2025-03-24
著者: 裕美
高騰が続く米の価格が、100キロあたりの単価でパンを超えた。主食としてはパンより安いのが魅力の一つだったが、米は2024年に店頭価格が急騰し、一気にパンの価格を超えた。消費者も購入を控えている様子だ。
全国のスーパーマーケットなどの販売データを集めた日本POS(販売時点情報管理)では2月に最も売れたブランドの商品の価格を参考に試算した。
米は、大手の秋田産あきたこまちの2月の平均価格が、5キロで1,000円を超え、これがパンよりも高いことが明らかになった。さらに専門家は、米の価格上昇がこれからも続くと予測しており、2019年の価格を上回る可能性も指摘されている。この動向によって、各家庭の食費への影響が懸念されている。
実際、市場では、サステナブルな選択肢として「安い主食」を求める声が高まっており、これに応じてパン業界が活字を強化するなどの動きも見られる。消費者のニーズが変わる中で、食文化にも変化が訪れることが予想される。