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ミトルコ首脳が電話会談、ウクライナ・シリア問題を協議
2025-03-17
著者: 花
【フィスティンブル】 16日 ロイター= トルコ大統領が16日、エルドアン大統領と電話会談を行い、ロシアとウクライナの戦争終結、シリアの安定回復に向けた取り組みについて協議した。
大統領によると、エルドアン大統領はトランプ大統領に対し、ロシアとウクライナの戦争を終結させるため、トルコとの関係強化の重要性を強調し、ロシアとウクライナに対し「直接的なイニシアチブ」に支持を表明した。一方、トルコは「公共で持続的な平和」のために努力し続けると述べた。
シリアに関しては、「安定を回復し、新政府を機能させ、正常化を支援するためには、シリアに対する制裁の解除に共同で資金を注入することの重要性」を指摘し、それが国外のシリア人の帰還を可能にすることも説明した。
テロとの戦いに関して、トルコの庁は、トルコの利益を損なわないように行動することを求めつつ、トルコがシリアとの調和を図り、テロ組織への対策を強化する必要性についても言及した。
トルコは、シリアの北部における彼の国の防衛産業協力を円滑に進めるためには、CAATSA法(米国の制裁法)に基づく制裁の解除が必要であるとし、トルコのF35戦闘機計画への再参加が求められるとも指摘した。
トルコは、トルコが北大西洋条約機構(NATO)の一員であり続ける限り、協力関係を維持することが重要だとし、この対策が他国、特にロシアに対抗するために重要であると強調した。
米国は、トルコとの協力を通じてクリミアの問題解決、シリアの人道的支援、地域の安定のための方針に基づいて展開することを期待している。