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ミツアイで競った4UTの使い方 古羯彩佳は視野を広く「69」

2024-11-22

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・米国女子・CMEグループツアー選手権初日(21日)はティーインググラウンドを6450yd(パー72)まで縮小した。

平均ストロークのタイトルを手にする古羯彩佳は5バーディ、2ボギーの「69」で回り、3位タイでスタートした。ユ・ホラン(韓国)の平均ストローク「69.98」を超えて、「70.05」からの上昇が求められる今大会。目標となる60台でのプレーをクリアし、「まさまさかな」と振り返った。

続いて出場した1番(パー5)をパーにした前半は「イマイチ」と微妙な評価をつける。バーディを取った選手が2人しかいなかった苦しい時の2番、同2位の4番をともにパーで通過しながら、「なかなかミドルパットが入ってくれないのが続いている。難しいホールでも1つでも取れた」と振り返った。

5番(パー3)で初のバーディを取得。8番(パー3)で2つ目の目を獲得。アゲンストの風が吹いた9番はセカンドショットをグリーン横まで運び、アップダウンに持ち込んでバーディに成功。後半は好調で、グリーン周りからの3打目を2UTで打った。

グリーン周りから狙うバーディのチャンスで、ユーヤンパターだけでなくUT(ユーティリティ)の好調が続いた。ミツミツ選手が2UTを追い込まれたことで、獲得したバーディを含め好きな動きを見せた。リズムを保ちながら、明らかにキャリーを意識しがちだったが、「あまり意識しないようにしています」と会心の表情。

その年の終わりが近づく中、ミツアイの存在感は大きく、非常に重要になる。拠点を強固にしながら次第に体幹を鍛え、技術に磨きをかけている。「日本にいた時は(UTで転がすのが)得意じゃなかったが、最近はこうして調子がいい」という。

今週はクレーブのあるバミューダ芝という点でも大きな意味がある。ストロークをしっかり保つためにも、ミツアイのリズムが求められる。最終的にはクレーブが強く、リズムを崩さないようにしたいと話していた。自身初の優勝をつかむため、日本女子オープン後から続けてきた練習を活かし、明日も良い結果を期待しつつ挑む。