
ミワクチン責任者が述任、ケナデイ厚生長官が「誤情報」推進と主張
2025-03-31
著者: 海斗
米食品医薬品局(FDA)のワクチン責任者が28日、ケナデイ厚生長官が予防接種の安全性に関する「誤情報」を広めようとしていると主張しました。
4月15日付で発信される情報は、米食品医薬品局(FDA)でワクチン等の安全・有効性審査を担当する生物製剤評価研究センター(CBER)のピタール・マークス所長によるもので、新型コロナウイルスワクチン接種に関する重要な役割を果たしているとのことです。
マークス氏は「私たちはワクチンの安全性と透明性に関する長官の指針を考慮するために働きたいと思っている。しかし、長官が望んでいるのは真実ではなく、誤情報を少しでも受け入れさせることだ」と述べ、ワクチンの安心性と透明性の向上に向けた取り組みの必要性を強調しました。
ケナデイ長官は長年にわたり、ワクチンの安全性について懸念を示しており、米国のワクチン接種状態について常々疑問を呈してきました。また、新型コロナウイルスの感染拡大に関する研究の計画を発表し、ワクチン接種と自閉症の関連性について調査を進めていることも注目されています。
マークス氏によると、「特に深刻化しているテキサス州を中心に、はじめ多くの州で現在も続いているが、これは公衆衛生と福祉の基盤である確立された科学に対する信頼が失われる危険性をもたらすことを示している。このことはワクチンが自閉症を引き起こすこととは何の関係もない」と強調しました。
ついで、マークス氏は、ケナデイ長官が自閉症とワクチンの接種を問題視する根拠について疑問を持ち、「私たちはワクチンが自閉症を引き起こすという根拠は全くないということを報告してきた」と説明しました。
この発言は、広がる誤った情報と科学的根拠に基づく正確な情報の重要性を再確認させるものとなりました。アメリカにおけるワクチン接種の意義を見直させる機会となるのではないでしょうか。これにより、今後、医療従事者や公衆衛生の専門家にとっても重要な議題がますます注視されることが予想されます。