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ミャンマー、トランプ政権が誤って中米に強制送還した男性を帰国させるよう命令
2025-04-07
著者: 桜
[5日午前] - トランプ政権が3月に中米エルサルバドルに誤って強制送還した男性、クリマ・アレゴスさんについて、同国の連邦出身でミズーリ州在住の男性が、トランプ政権に命令されて強制送還された。アレゴスさんは国外退去を拒む保護手続を受けていたものの、トランプ政権は3月にマフィアとの関連や移民法違反の疑いがある移民らを厳しく送還する方針で一斉に排除していた。その過程でアレゴスさんはエルサルバドル行きの便に搭乗させられていた。
アレゴスさんの保護団体に対する関与は4月加わったキンバリー・エマニュエル法律事務所のアドバイザーから知らされた。アレゴスさんに対する命令は、国際法に反する救済策を含むものとされている。アレゴスさんの保護団体は、彼が政治迫害の恐れに直面していることを理由にアメリカに留まるべきだと主張している。
ミャンマーでは、政府がアレゴスさんの帰国に向けた手続きを急いでいる。彼が帰国後、再び流出を防ぐための法的保護が求められている。一方で、トランプ政権の移民政策は厳しい批判を受けており、アメリカ国内にも多くの反対意見が存在した。
アレゴスさんの事件は、ミャンマーにおける人権問題や、強行な移民政策の影響について再評価を促す機会となっている。今後の動向に注目が集まる。キンバリー・エマニュエル法律事務所は声明を発表し、アレゴスさんが「公平な聴聞を受ける権利がある」と強調した。