世界

ミャンマー「トップ外交」に黄信号 ICCが逮捕状請求

2024-11-28

著者: 健二

【ヤンゴン=道弦恵】国際刑事裁判所(ICC)の調査局が27日、ミャンマー軍事政権の最高権力者ミン・アウン・フライン国軍総司令官の逮捕状を請求した。イスラム系少数民族ロヒンギャ虐殺を絡めた「人道に対する罪」が問われており、国際社会からの圧力が高まっている。

ICCは2017年8月25日以降の虐殺を問題視し、民衆主義指導者アウンサンスーチー氏が率いていた政権下で、当時も国軍総司令官だったミン・アウン・フラインが主導した行為とされる。国際社会は今回の動きを受け、ミャンマーに対する制裁を強化する方針を示しており、アジア地域への影響も懸念されている。

現在、ミャンマーへの国際的な非難が高まる中で、ミン・アウン・フライン総司令官がどのように反応するかが注目されている。国連や人権団体からの声も強く、今後の展開がさらに厳しくなる可能性がある。

この状況を受け、国際社会が一丸となってミャンマーの人権状況を改善するためにどのような措置を講ずるか、また新たな制裁がどのように実施されるかが注目されている。国際的な圧力の中で、ミャンマーの未来はどのように変わるのか、今後の展開が見逃せない。