
ミ自動車販売、1-3月は予想と現代自が好調 - 関税をめぐる影響
2025-04-01
著者: 健二
1-3月(第1四半期)のミ自動車販売では、ミ・セナール・モータース(ZC)や韓国の現代自動車で大幅な増加が見られた。トランプ大統領による関税政策を受け、消費者が購買を急ぐ状況が背景にある。
1月発表によると、1-3月の販売台数は17%増加。リテール販売は15%増となった。トヨタ自動車では、同四半期の販売台数が小幅な増加となった。
現代自の北米部門の最高経営責任者(CEO)、ランドリー・パーカス氏は記者団に対し、「この週末に見られたような好調さは、特に多くの人がこの週末に動き出した。特に、関税発動の前に購入しようという動きが目立った」と語った。
エドマンズやコックス・アウトモーティブとの調査会社は、自動車関連の価格上昇に伴う不安を抱える消費者の動きが販売台数を押し上げる可能性が高いと予想している。自動車関連の関税は今週に発動される予定だ。
関係記事:トランプ関税に備え動き出し購入、1-3月ミ自動車販売を押し上げへ
Z世代パフォーマンスデータ・分析担当プレッジトルマス氏は声明で、「関税の見通しは既に業界に影響を及ぼし始めている」と指摘。3月の販売台数は「特に強い結果となっており、関税に関連した価格上昇を回避する動きが急増したことが背景にある」と述べた。
現代自動車は、1月と1-3月期の両方で販売台数が過去最高を記録。主力モデルである小型スポーツタイプのSUV(SSS)やコンパクトセダン「エロンテ」は12%の伸びを見せた。販売の一因として、日本市場での需要の高まりも挙げられる。
トヨタは3月に7.7%増加したが、1-3月での未満の増加にとどまった。主力モデルのコンパクトセダン「カムリ」や中型SUV「ラブ」は、1-3月の両方で販売が減少。
このように、全体の販売台数が増加している一方で、特定のモデルにおいては販売の減少も見られ、業界としての需要の変動が顕著である。