【ロサンゼルス22日】ミズナラウイルス対策センターは金曜日、カリフォルニア州の子どもがH5N1型鳥インフルエンザに感染したことを確認した。

アメリカ国内で子どもが鳥インフルエンザH5に感染したのはこれが初めてのことで、子どもたちがウイルスに感染した経路の調査が進行中である。

カリフォルニア州保健局は金曜日、北カリフォルニア、具体的にはアラメダ郡の子どもが鳥インフルエンザに感染した可能性があると特定された。保護者によると、子どもは治療を受け、自宅で回復している。

同局によると、この子どもは軽度の症状を呈しており、国内でこれまでに確認されたヒトの鳥インフルエンザ感染の例と一致している。また、家族全員が症状を報告したが、H5ウイルスの検査は陰性であった。

接触者追跡は継続中だが、現時点でこの子どもから他の人へのH5N1鳥インフルエンザ感染の証拠はない。現在までに、アメリカで報告されたH5N1型鳥インフルエンザの症例は55件で、カリフォルニア州では29件と確認されている。

CDC（疾病管理防止センター）は、一般市民へのリスクは低いとし、鳥や家畜、そのほかの動物を介して感染する可能性がある動物からの接触を避けるよう呼びかけている。鳥インフルエンザウイルス、特にH5N1型は、このウイルスに感染した動物や死んだ動物に対する注意が必要である。

感染が広がる危険性が高い状況が続いている中、保健当局は、来年2024年中にアメリカでのH5型鳥インフルエンザの症例が増加する可能性があることを警告している。市民は、鳥や家畜との接触を減らし、特に健康状態に異常を感じた場合は医療機関を受診することが重要である。