
万博会場でメタンガスの検知が確認される!通報の市議「現場近辺に危険が」 | 毎日新聞
2025-04-07
著者: 健二
大阪・関西万博の会場内で6日、引火性のあるメタンガスの濃度が検知された問題について、大阪府守口市の神本健市議(共産党)が7日、毎日新聞の取材に応じた。神本市議は「誰かがコンセントの段差をして火花が散ったり、火の出たゴミを投げ入れたりしたら非常に危険だった」と語った。
神本市議によると、6日は万博のテストラン(リハーサル)に参加しており、かねてより万博会場でメタンガスが発生していることが問題視されていた。自ら借りた検知器を持参し、電源を入れた状態で会場内を視察していた。
午後3時頃、会場西側にあるグリーンワールド地区の近くで、引火性ガスが検知されたことが確認された。メタンガスは、主に廃棄物の分解時に発生するもので、通常は無臭だが、高濃度になると爆発の危険性がある。神本市議は「短時間で濃度が高まる場合もあるため、注意が必要だ」と危機感を表明した。
その後、会場内のスタッフや防災センターへ報告したが、迅速な対応がなされなかった。一方で、日本国内博覧会協会は周辺の立ち入りを制限し、万博の進行には影響が出なかったと発表。ただし、メタンガスの発生原因については依然として調査中だ。
万博会場は、訪れる人々に安全で楽しい体験を提供することを目的としている。今後の対策としては、定期的なガス検知と、その結果に基づく適切な行動が求められ、イベントの成功に向けた取り組みが急務とされている.
大阪市では、万博開催に向けた安全対策が強化されており、万博モニタリングセンターが設置され、様々なリスク要因を管理している。また、万博は2025年に開催予定であり、参加国の出展準備も進行中だ。このことから、万博成功に向けた安全管理体制の構築が期待されている。全体の動員数は2000万人以上を見込んでおり、その中での安全確保が重要視されている。